昨日一昨日とノーフォーク市内のスーパーやダラーショップ(100円ショップ)に行ってみたけど、ホワイトデー商戦はぜんぜん見られなかった。
代わりにセントパトリックデイ(St. Patrick's Day:アイルランドにキリスト教を広めた聖人の誕生日)に向けた緑色のアレコレとイースター(キリストの復活祭)のための卵とウサギのアレコレがたくさん並べられていた。
特に、セントパトリックデイには、なにか緑のものを身につけていないとつねられる(ピンチされる)らしいので、切実な問題である。そういう恐怖をネタにした商売は、やめて頂きたい。(笑)
今年のイースターは、3月27日らしいんだけど、2週間前の一昨日に既にノーフォークでは、新興のプロテスタント系教会によるEggDropという大きな子どもイベントが開かれた。ゲント小学校に集まった子どもたちは1000人、それに付添の大人が2000人!バンドの演奏を聴いているうちに、南の空から一機のヘリコプターが飛来し、上空を3回ほど旋回したかと思うと、お菓子やオモチャが入った約2万個のオレンジ色の卵をバーッとばらまいた。
それをバスケットを手にした子どもたちが、実際は、その親たちが総出で、ダダダーっと拾い集めるのである。熱くなるのは、主役そっちのけの大人たちの方なのは説明不要かもしれない。スタートラインから、その無数の卵を拾う人の波が押し寄せた。過ぎ去った後には、踏みつぶされてちゃった卵の破片以外には、もとの青い芝生だけが残った。
うちの次男坊は、スタートラインから少し遠い場所で、のんきに拾い集めていた。押し寄せるオトンとオカンの波を見た僕は、その後起こるだろう大惨事を察知し、ササーッと防御に入った。次男は事なきを得た。
いろいろイベントを開いて楽しむことが好きなのは、洋の東西を問わない。こうやってみんなで集まることで、今ここが平和でよかったねと確かめているのだ。この日々が、いつまでも長く続きますように。