僕ともう一人ドイツからの客員がやって来たということで、
企業統治論を専門としているBillさんが、ご自宅で歓迎会をして下さった。
Billさんは、国際企業統治学会の会長を務めていて、ドイツからTillさんを
招いたのは彼らしい。
訪れたのはアメリカらしい作りの家で、リビングには暖炉に火が入っていて、
美味しいつまみを奥さんがたくさん付くってくれていた。
もちろん庭にはプールがあり、(むろん、もうカバーを掛けてあったけど)
サンルームでは、もう大学生らしい息子さんたちが、タブレットを片手に
水たばこを吹かしていた。
どうしてここの大学を選んだのと聞かれたので、「勤務先とこちらが
姉妹校だからですよ」と答えたら、「ああ、そうなんだ」と返事が
あったので、あまりそういうことは知られていないことなんだなと分かった。
開発経済学を専門にしているDavidさんと話す時間があった。
彼は、授業をとった学生から希望者を募って、インドや中国、韓国へ
フィールドワークにいくそうだ。現地では、提携先の大学の学生と
グループを組んで、街の中を巡ってもらうとのこと。
「最近は、ユーチューブとかで見ただけで分かったつもりになって
いるからよくない。」とDavidさんは、強く言っていたのには、
僕も強く賛同した。彼の最大のフィールドスタディは、奥さんが日本人
であるということなのだろう。
他のファカルティーの人や院生たちがやってきた。トルコから
Ph.Dを取りに来たという人も。それぞれの人たちは、思いを持って生きている。
それは、具体的に関わらないと分からないこと。これもフィールドでの学びだ。
その人の書いたものだけを読んで分かった気になってはいけない。
いろいろな縁を取り結んで下さったBillさんに感謝している。
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