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2016年2月24日水曜日

アメリカの小学校の授業を参観した

午後から、子どもの通う小学校を訪問した。

子どもの誕生日には、ちょっとしたおやつを買ってきて、クラスメートたちに振る舞うことが許されているため。
ちょうど昼食を食べ終わった頃を見計らって、息子にクッキーのケースをもたせると、みんなに配ってあるいた。

ちょっと気になったのは、昼食そのものがクッキーやジュース、ゼリーの子どもたちがたくさんいたことだ。それもアメリカ流なのかな。うちのは、ご飯におかずをタッパーウェアに詰めたものを持参している。

子どもたちは、珍しがって、僕にも色々と話しかけてくれる。慌ててクッキーを食べる子がいたので、「君の食べ方はクッキーモンスターみたいやね」といったら、なんだか周りの子たちもウケていた。

午後からは、1年生の授業を参観させてもらった。いつでもウェルカムなのだそうだ。(エチケットは、内容に決して介入しないことである。そのことは、入学時に校長先生が言っていた。)

食後の時間は、遊びなのだけど、今日はあいにくの雨で、部屋遊び。ダンスやレゴ、ゲーミフィケーションで思い思いにみんな遊んでいた。

まもなく、サイエンスの教科書の数ページをみんな切り取って、ホッチキスで留め、インタラクションボードの前に集合した。ボールを転がして、簡単な慣性の実験、現象の確認と言葉のドリル、発話による確認をした。

そのあと、数字と記号を使った法則についてのクイズ、そして、今日の共通テーマである「100」についての工作が始まる。考える、書く、数える、組み合わせる、切り抜く、くっつけるをまとめて、紙の冠をひとつ作って持って帰ってきた。

授業中の発話を大切にしていることには、感心した。もちろん、英語がつたない子どももいるので、そこは先生が程度に合わせて補ってあげる。

どう思う、何が印象に残った?と1日の勉強というよりも、活動の振り返りをして、1日が終了し、子どもたちは、宿題を持ち帰って自宅での復習にも取り組む。

僕の参観は、たった2時間だったけど、とっても内容の濃い小学1年生の授業を見せてもらいました。やっぱり、文字や画像情報だけを頭に入れるのではなくて、手や体を使うことで、身体的に学び取るという方法が、生産的だと考えているのだろうなという印象を得た。

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