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2018年1月16日火曜日

変わる変わらない

いつもと違う車両に、席を取って見る。いつもとは違う乗客と乗り合わせる。そうは言ってみたものの、いつもと同じ車両でも、乗客は常に違っているのかもしれない。

そのように思うのは、自分は変わらないと信じているからなのだろう。毎朝、鏡に映る顔はそれほど変わらないし、考えていることにも大差はない。私には記憶があるので、以前にあったこともそれなりに覚えている。

いつもと違う車両に席を取って、なんだかいつもと違っているなんて思っていても、それは当たっていないかもしれない。同じようなことを思っている人は、私ばかりではないかもしれないからだ。もしかしたら、この車両にいる人たちの大半は、先週には隣の車両に乗っていたなんてこともあり得る。反対に、いつもの車両の乗客だって、そう入れ替えになっていても、変じゃない。

いつもの場所がいつもの通りであると思うのは、一種の願いであって、現実はそうではない。人の細胞は約7年で、そう入れ替えになるそうだ。車両の中吊りだって、定期的に張り替えられる。くたびれた部品は取り替えになり、窓に着いた汚れは拭き取られていく。

意識も、それが備わる身体も、共生菌や微生物も、隣に座っている人も、窓から見える景色だって、変わらず形や機能の釣り合いを保ちつつ、少しずつ変わって行っていく。私は、常に変わり行く最中に、変わらないものを見る。ただし、それは身勝手な願いに過ぎず、時は流れていく。刻一刻と。





2018年1月11日木曜日

雑煮ショック!

新年は、松の内を過ぎて、もう11日目となりました。
戌年、おめでとうございました!

年始の三が日を振り返るなら、やはり雑煮でしょう。

現在、私が暮らしている福岡県の雑煮は、こんなの。


特徴的なのは、鰤(ぶり)の切り身と鰹菜です。

それに、椎茸、大根、もちろん餅をすまし汁で
頂きます。

これは、関西出身の僕には、とっても新鮮でした。
だって、子どもの頃から食べてきた雑煮は、
大根、人参、里芋、三つ葉に白餅を白味噌で、
頂いていたのですから。

この驚きは、職場の食堂で、「ラーメン」の食券を買い、
出て来たものが「豚骨」ラーメンだった時の衝撃と
同じでした。

関西人にとって、雑煮に鰤の切り身が入っているなんて、
まったく想像できないものですからね。

聞くところによると、四国では、雑煮にあん餅を入れ、
辛めの赤みそのお汁で頂く地域があるそうです。

いやあ、世界は広い、日本も広いもんだ!

全国の雑煮が集まるイベントがあれば、間違いなく
飛んでいくのに。色んなものを食してみたい。

「食」への関心は深まるばかりです。