子ども達からイノベーションの種を見つけ出すには、その行動をよく眺めてみることに限ると思う。言葉で何かを表現してもらうには、豊かな語彙力が必要になる。それよりも、むしろ手元にある玩具で、こちらが思いもしないどんな遊び方をするのか、塗り絵で、どんな色使いをするのか。行動に含まれている語彙に表現されない事象を掴み、こちらが変換していくことことで、何かの端緒をつかむようにする。語彙は、付随的なものとして。子ども達を対象とするマーケティングほど、行動観察力が大切になる。これは、どの世代を対象にするにも同様なのだけど。何かを食べて「おいしい」「おいしくない」という感想を求めるよりも、ふたくち目を食べるのかどうかをよく見ておくことの方が、その人の考えがよく分かる。
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