Translate

2022年4月2日土曜日

エイプリルフールの仮想

こんにちは。辻井洋行です。

毎年、この日を迎える度に、人を傷つけないホラを吹くことって難しいなあと感じます。ほとんどが本当で、その中に一片のホラを忍ばせるのは、とっても知的なことであり、ハイセンスな作業です。こういうことは、日頃から準備を怠らないようにしていればこと、軽く振り出すことができるのでしょう。それは、毎日の柔軟体操のように。ホラを吹くのは、4月1日だけに許されることなのですが、そのための準備は、毎日積み重ねておかねばなりません。

ただ、吹かないホラをため込んでいくという日常というのは、どんな生活なのでしょうか。それは、果たして平常心を保つことができるようでしょうか。ヘタをすると口先からホラが溢れ出そうとして、それを堰き止めるために四苦八苦するしてしまうようになるのかもしれません。また、小さなホラを考えているうちに、ホラ同士がくっついて、とてつなく大きなホラに成長してしまう危険性さえあります。

そんなバカなことを考えている僕の職場も、4月1日からMetaverse上に全面移行することになりました。実は、その準備は、数年前から始まっていたのです。下の写真は、僕の入居しているオフィスを撮影したものと思っている人が大半である思いますが、実は5年ほど前から、サイバー空間上のオフィス画像のスクリーンショットに差し替えて来ていたのです。


メタバースの解像度はもう既に以前、僕たちが視覚を通じて認識していた像と差が無い水準にまで仕上がっており、他の感覚もすべてが電子的な刺激に置き換えられているのです。このブログを読んでいる体験それ自体がメタバース内のサイバー体験になっているのです。

そんな、かつての映画「マトリックス」の世界観の中を僕たちが生きることになるとは、思いもよらないことでしたね。それでは、よい一日を!

0 件のコメント:

コメントを投稿