ラジオで星野源さんが、「いまのうち」ということを話していたのを聞いて、その言葉が、数多の中をグルグルと回っている。人生100年時代という。僕は五十路を行っているので、もう折り返し時点を越えている。これまでの月日を思い起こせば、瞬時のように思えるのだから、おそらくこれからの月日も、この先のいつかの時点で思い返せば同じように過ぎ去ってしまったものと感じることになるのだろう。これまでの来し方の自分は、総じて運が良かったと思う。面白みを感じられる事物に出合うことができたと思うし、必要な人と出会うことができた。どれくらい他人様のお役に立てたかは分からないが、そうであろうと取り組む仕事をすることができて来ていると思える。ただ、すこし人と関わる時間が多くなりすぎていると思うので、物と向き合う時間の割合を増やしたい。それは、いくらか意識的に増やさないといけないのだろう。「いまのうち」にできることに取り組むこと。魂の深淵へ水を書き分け沈み込んでいく不安と熱を取り戻そう。
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