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2012年6月8日金曜日

堪忍袋の緒が切れるのも

仕事上、相手への不満に苛まれることは少なくない。
どうしてこうなんだ、なんでちゃんとやらないんだと
頭に血が上り、沸騰直前に達する感を持つ経験は、
誰にもあるだろう。どれだけ、気の長い人だって、
そういうストレス源と長々と付き合っていたら、
堪忍袋の緒も切れるというものである。

そういう思いをするのは相手に非があるからだと
決めつけてしまいがちであるが、果たしてそうなのだろうか。
相手にそういう行いをさせている自分自身の
説明や段取り、場合によっては、相手への動機付けの
方法に足りないところはないだろうか。

様々な愚痴や批判も、その原因をずーっと辿っていけば、
自分に戻ってくることが少なくないように思う。
ここでは、理解のための具体例は避け、読者の経験に
委ねることにしようと思う。
まずは、自分の力不足を責める自己批判が必要であり、
それを笑いながら公表し、改善のための工夫に、
相手と取り組むくらいの度量の広さが仕事をする上では
必要なんじゃないかな。

身から出た錆とは、よくいったものである。
すべて自分から問題が生じていると思えば、
怒る気にはなれないはずである。

もちろん、ストレスを貯めすぎて、精神的に参って
しまっては面白くない。それでも、自分自身で導ける
解決策に目をやる方が、相手にプリプリ怒るよりも
随分生産的なのだろう。

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