8名の研修生は、2チームに分かれて勢力的に活動を展開している。先週はじめて合った別々の学校の学生がチームとして有機的に改善提案の構築のために協力し合いながら活動している。CAD製図は、会社から車で10分にある北九州工業高等専門学校のCAD室の機材をお借りしている。研修生たちは、授業で図面を作った経験があるものの、実際に会社で社員さんが実作業に使うための治具を設計するとあって、不慣れな中で真剣に取り組んでいる。
製図技能について足りないところは、教員と会社技術者の方の支援を受けながら、着実に作業を進めている。一方で、提案の経済評価とメンタル影響について検討する3名は、ファシリテーターの1人である守屋氏(東京エレクトロン(株)、NPO法人戦略的CSR研究会)のレクチャーを受けながら、必要な情報収集と分析に取り組んでいる。
本研修では、「実作業に取り組む社員さんの立場に寄り添った改善提案を行う」という方針の中で、ヒアリングや疑似障がいを設定した実習を通じて、研修生自身が改善の方向性を模索し、内容を作り上げて来ている。研修生たちの自力の強さを毎日感じている。残りの研修日数は3日である。分厚く、社員さんたちに感動を得て頂けるような改善提案としてとりまとめて行きたい。
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