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2015年12月9日水曜日

Sugar Plum Bakeryを訪問しました。

 Sugar Plum Bakery(シュガー・プラム・ベーカリー)は、バージニア州バージニア
ビーチ市にあります。このベーカリーは、非営利企業として1985年に設立され、その2年後から操業を開始しました。当初から、知的障がいをもつ成人の雇用機会を作り出すことを目的としています。
入店するとすぐに、甘い香りに包まれま す。ここでは、ケーキや菓子パン、クッキー、サンドイッチなどなど豊富なメニューに、思わず目をキョロキョロさせてしまします。
 ケーキは、オーダーメイドとプレメイドの両方があります。アメリカのケーキは、様々な色に染めたホイップクリームでデコレーションすることが多く、子どもたちからも個性的な発注が届くようです。
このお店では、24名の社員がジョブコーチと一緒に、小売と製造のパートに分かれて働いています。勤務は、朝番と昼番に分かれていて、昼番が生地作りと焼き上げを担当し、朝番がデコレーションを行います。
 知的障がいの方々の働く機会として、ベーカリーを選んだ理由として、理事は多様な種類と程度の仕事を揃えられることを挙げました。

 製造は、生地を捏ね、焼き上げ、デコレーションすることが主な仕事になります。その他にも、皿洗いや設備と床掃除、箱の組み立て、ロゴ・ステッカーの貼り付け、用具の整理整頓、発注、在庫確認と製造計画など、多様な仕事があります。それらを社員が役割分担し、相互に協力をしながら行います。ひとつの仕事について、直ぐに責任を持てなくても、まずは手伝うという立場から取り組み始めることもできます。そのようにして、仕事をひとつずつマスターしていく機会を様々に用意できることが、ベーカリーのメリットなのだそうです。

ここでの、ジョブコーチの役割は、社員の仕事の習得程度と希望を踏まえて、作業配置の割り当てを行い、社員が一人で仕事を進められるように指導していくことです。4名の社員さんに対して1人のコーチが付き、作業をみまもります。
 ホイップクリームを絞りだす目は真剣そのもので、とても声を掛けられる雰囲気ではありません。みんな本物のベーカリーになるために日々研鑽を積んでいます。


 社員の皆さんの定着率は高く、家族の引っ越しや症状の都合以外で離職する例はこれまでにないとのこと。ベーカリーで働く意思と業務指示や段取りをこなせる能力、衛生管理の力があれば、雇用することになっているそうです。
 業績については、支出は売上によって賄っており、創業当初の数年を除いて黒字を続けているそうです。その他にも設立の趣旨に賛同する寄付金が毎年寄せられ、追加的な設備改善に当てられることがあるとのことでした。
 今回の訪問は、障がいのある方々の就業促進に関する実践事例調査の一環でした。事業目的の設定、就業環境のハード・ソフト両面の整備、人材の適正配置について、ノウハウの詰まった職場でした。

Sugar Plum Bakeryのビジネスモデルキャンバス




2015年11月11日水曜日

ケリー国務長官がODUに来た

再生可能エネルギー技術で、アメリカが温暖化対策のリーダーシップを発揮するのだ!という講話でした。
非常に前向きの論調で、決して、資源利用の節約や浪費的なライフスタイルの見直しなど、我慢を強いるような話題には触れませんでした。さすがに、お話が上手なので、ところどころで拍手がわいていましたが、いいことしか取り上げていないなと不満が残りました。
また、僕の理解した範囲では、アフガンやシリア、中国での問題の背景には、気候変動と資源問題があるとも指摘して、それゆえに、再生可能エネルギー技術が必要だという指摘に。たしかにそれは正しいのだけど、課題の一面に過ぎないはずです。
国務長官ですから、アメリカが国際ヘゲモニーを握り続けるという論調になるのは当然なのでしょう。政治家の立場で気候変動を語るとこうなるという例であり、面白い体験となりました。

2015年11月5日木曜日

大学は体験のプロデュース力で勝負しよう

私が客員で来ているODU(オールドドミニオン大学)は、バージニア州立の大学です。こういっては何ですが、アメリカの大都市にある有名難関大学というわけではありません。それでも、大学設備や学生イベント、授業を受ける教室環境の充実など、コツコツと取り組みを進めています。地域の財界やコミュニティとの関わりにも努力を重ねています。


大学のソフト・ハード面での充実に貢献しているのは、寄付金です。ビジネススクールには、1978年の卒業生(工学部)であるマークストロームさんが、約11億円の寄付をしているし、工学部にはバテレンさんという卒業生が、これまで最大の32億円の寄付をしている。それ以外にも、卒業生から寄付がよせられているようです。創設以来、通算で190億円ほどの寄付金を集めています。

ドラガスホール 
140カ国からの留学生がまずはこちらでみっちり英語トレーニングを受けます。

ウェブセンターは、ODUの象徴的な建物
"IDEA FUSION"というコピーが掲げられている

ストローム・カレッジオブビジネスのブルームバーグ・ディーリング・ルーム

ストロームさんの寄付で作られた起業家スタジオ


どうして、卒業生が寄付をするのか。それはきっと、ここのキャンパスで得た経験が、充実したものだったからではないでしょうか。ただただ学生同士で馬鹿をやったという経験だけでなく、大学がプロデュースした物事に感動があり、充実したと思うからこそ寄付をするのではないでしょうか。
カレッジフットボールのホームゲームの日には、
地域のファンが集まってピクニックをして、
そのあとスタジアムになだれ込みます。


もちろん、日本とは、経済状況、租税制度など異なる面がたくさんありますが、根っこのところの「充実した体験」を売っていることが寄付を集められるかどうかにかかわっているのでしょう。

日本の国公立大学は、税金から配分される運営交付金が、毎年引き下げられています。大学は、教育経費の効率化を続けています。外部資金を獲得して、間接経費を大学にもたらすことが求められます。

経費の節約は、財務改善のひとつの方法に過ぎません。むしろ、事業を充実させて、収入を増やすことで、事業経費を毎年充実させていくことが必要なはずです。これは、財務会計の発想では出てこないものであり、むしろ管理会計的な発想に基づくものです。

そのためには、学生に対して、どれけ充実した体験を提供できるのか。何が身につき、成長を実感できたのか。師と呼べる人に出会えたのか。卒業式で泣けるくらい、充実できたのか。もう、大学なんて行かなくても知識を獲得する機会は、世界にいくらでもあります。その中で、ひとつの大学を存続させようとするのであれば、学生の得る体験のプロデュース力が問われるのだと思います。

2015年10月22日木曜日

ぶらり街歩きゲント編 Ghent Norfolk, VA

ゲントGhentは、ノーフォークのダウンタウンの北側にある街だ。
商店街には、カフェやレストランが並んでいる。

アーチストの活動もちらほらと

ここは劇場です。夜に開くらしいので、まだ行ったことはありません。
隣には、世良くんお勧めのメキシコ料理の店があります。

こちらは、第一ルター教会です。ゲントの中でも存在感があります。

AT&T(電話会社)の代理店

不動産情報などは、こういうポストに入っています。

街路樹がそよ風をはらみます。

たくさんの洗濯機
アパートにはきっと設置されていないのでしょう。

Strawberry Fieldsは、自家製ジェラートとスムージーの店です。
Be forever!



各国の麺料理を出すというNoodle & Company

僕は、Japanese Pan Noodle(焼きうどん)を頂きました。

水色のひさしがおしゃれなカフェ

疲れを癒やすマッサージ店は、どこにでも必要だね。

こちらはお花屋さん

アメリカの家には、アンティークのランプが似合います。

こちらもアンティークショップ
外壁にシャンデリアを描く職人さん

「約1週間で完成するよ!」とのこと。

今日みたら完成していました。

プリントサービスのお店

シュロの繊維を活かしたプランターはとても和みます。

うちにもひとつ欲しいなあ。

通りは、両肩とも路駐の嵐です。(合法)

ここはナイトカフェらしい

スタバは健在

ダウンタウンとゲントをつなぐ乗り合いバス

教会もランニングを促進しています。

こちらにも宗派のちがう教会が。
日本のお寺とおんなじだ。

ここのピザ屋のオーナーは、かなりの植栽好きだね。

割烹奈良のラーメン店
本店は、Newport Newsにあるらしい。

こちらのブティックにも壁画が。

ワインの専門店

ノーフォークのバレエ教室
さすが芸術の街、ゲントだね。

噂にきく日本料理店の「寿」

寿の隣は、ベトナム料理のフォーの店です。

こちらもベトナム物産を取り扱うお店です。

こちらは、インド料理店です。

横断歩道前の車両停止線の位置が日本と逆です。

陶器に絵付けをさせてくれる店らしい。

オリジナル陶器のプレゼントはいかがですか。

たった99セントで、倍盛りになるよ。
幸福観急上昇間違いなし!と。

2015年10月19日月曜日

ユーチューブで分かったつもりになったらいけない。

 僕ともう一人ドイツからの客員がやって来たということで、
企業統治論を専門としているBillさんが、ご自宅で歓迎会をして下さった。
Billさんは、国際企業統治学会の会長を務めていて、ドイツからTillさんを
招いたのは彼らしい。

 訪れたのはアメリカらしい作りの家で、リビングには暖炉に火が入っていて、
美味しいつまみを奥さんがたくさん付くってくれていた。
もちろん庭にはプールがあり、(むろん、もうカバーを掛けてあったけど)
サンルームでは、もう大学生らしい息子さんたちが、タブレットを片手に
水たばこを吹かしていた。

 どうしてここの大学を選んだのと聞かれたので、「勤務先とこちらが
姉妹校だからですよ」と答えたら、「ああ、そうなんだ」と返事が
あったので、あまりそういうことは知られていないことなんだなと分かった。

 開発経済学を専門にしているDavidさんと話す時間があった。
彼は、授業をとった学生から希望者を募って、インドや中国、韓国へ
フィールドワークにいくそうだ。現地では、提携先の大学の学生と
グループを組んで、街の中を巡ってもらうとのこと。
「最近は、ユーチューブとかで見ただけで分かったつもりになって
いるからよくない。」とDavidさんは、強く言っていたのには、
僕も強く賛同した。彼の最大のフィールドスタディは、奥さんが日本人
であるということなのだろう。

 他のファカルティーの人や院生たちがやってきた。トルコから
Ph.Dを取りに来たという人も。それぞれの人たちは、思いを持って生きている。
それは、具体的に関わらないと分からないこと。これもフィールドでの学びだ。
その人の書いたものだけを読んで分かった気になってはいけない。

 いろいろな縁を取り結んで下さったBillさんに感謝している。