こんにちは。辻井洋行です。
先日、ダイソーを覗いたら、まだ8月中旬なのに、ハロウィングッズが並んでいました。季節ものの販売は、早くすれば売れ行きの動向で増産減産の判断が効くし、関連グッズの展開にも有利に働くのかもしれません。
収穫に感謝し命について考える祭事としては、日本のお祭りも同根なのだと思うのですが、日本のお祭りグッズでは、アイキャッチが足りないのかもしれない。豆絞りを首にかけ、はっぴを羽織るというのは、きっと30年くらいしたらひとまわりして、また流行始めるのかもしれません。
ハロウィンが定着して来たのであれば、そろそろそういうこともグッズに添えて展開することで、恵みや命の尊さについて、考える機会が得られるのかもしれない。
ハロウィンを今の形にしたのは、アメリカ人らしいのだけど、その昔、不景気の頃、ハロウィンはいたずらが行き過ぎて、街が大変な惨状になってしまっていたらしい。そこで、Trick or Treatが発明された。ひとつかみのお菓子で、お化けが気を静めてくれるのなら、お安いもの。
人の中でも自然により近い子どもたちが、怖い自然の化身として街を練り歩く。自然が怖い大人は、その得体の知れないものにお供えものをして、過ぎ去ってしまうのを祈るのみ。決まり文句も言わずに「お菓子下さい」というのであれば、神社やお寺の境内から撒かれるお餅を奪い合う方が生きている実感を得られるのだろう。
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