こんにちは。辻井洋行です。
仕事には、遊び心を潜ませたいものです。それくらいの余裕があった方が、仕上がったものが醸し出すなにがしかが違ってくると思うのです。とりあえず間に合わせで作っていたり、なんとなく求められている水準を満たせばよいという気分で仕事をしていれば、それが生み出したものに表れてしまうに違いありません。
写真は、ビール缶のプルトップで、ひと目で笑顔がこちらに向けられていることに気づきます。工業製品は、隅々まで設計で詰めていくはずのものです。それが、たまたまスマイルに見えるというような作りになっているわけがありません。このプルトップは、設計者が意図を持って造作したものということになるでしょう。
たとえ大きな話題にならなくても、世界の片隅で、ここにスマイルを見つけた人がいることが分かれば、設計者はきっとどこかでニンマリとしているに違いありませんよね。
こういう遊び、ゆとりを自分の仕事の中にでも、大切にしたいと思います。
*ということを書きつつ、勝手な思い込みに過ぎないことも、よくあることですがね。
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