いつも夕方に散歩している通り沿いの水路には、ミシシッピアカミミガメが住んでいる。見分けられる範囲では、4匹ぐらい住んでいるはずだ。でも、日によって顔を出していたり、いなかったりする。
そのうち1匹は見るからに歳をとっていて、甲羅の色が茶色く、藻ようなものさえ絡んでいる。僕はかってにそれ「主」(ぬし)と呼んでいる。それに次ぐ大きな亀は、「若大将」である。(それも勝手にであるが。)こちらは見るからに健康そうな大型の上で、動きがとても機敏である。その他にも、生まれて間もない小さい若者が2匹ほど住んでいる。
水路全体には、水草がびっしり生えているので、彼らはその影に実は潜めている。その中でも長老である虫は時に堂々と水草の上に乗っかり体を休め甲羅を温めていたりする。その水路は田んぼのための用水路なので、水かさが多い日は少ない日がある。少ない日は川床までよく見える。
これから寒い季節になっていくので、亀たちは冬眠の季節に入るのだろう。しかしコンクリート三面張りなこの水路から、彼らはどうやって外に出て、潜る土地を探すのだろうか。彼らの姿を全く見なくなったときには、きっとあの長老の「主」に誘われて、冬眠をはじめたのだと思うことにしよう。
散歩道にいたタデの花 Lady's thumb
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