こんにちは。
あなたは、どういうふうに本を読んでいますか。私は、いくつかの本を平行して読むことが多いです。仕事の合間の息抜きに、伏せておいた本を開いて少し読み、また仕事に戻って、くたびれたら別の本を読んだりします。時に、のめり込んで、読み通してしまうこともあります。
こういうのをつまみ読みというのですが、いろいろな本との出会いの機会を増やすには良い方法です。一つの本を一行一行丁寧に読むということもありますが、つまみながら、関心のあるところだけを読んでいく。確認のために、関連のページも読んでみる。また、ジャンルの違う本を平行して開いておくのです。
私たちの頭には、いろいろな知識が、それを手に入れた時の状況と共に蓄えられています。本なら読んだ場所の空気の匂いや温湿度、本の色合いや手に伝わる質感、飲んでいたコーヒーの香りなどといっしょに。
忘れていた記憶は、過去に経験した類似のエピソードによって引き出され、脈絡に沿って整理されていきます。
つまみ読みによって、取り入れられた知識もまた、平行して読み込まれた他の知識と関連づけて頭の中に収納され、引き出される時を待つことになるのでしょう。
こういう読み方は、ついつい積ん読してしまう人にとっては、まずページを開き、本の著者との出会いを早めることにもなります。はじめは、とりあえずちょこっと読み始めてみる。気に入ったらどっぷり浸かっていく。こういうのをリアルアプションと呼んだりします。
あれこれ同時に手に入れたい、欲張りな人もどうぞ。
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