Translate

2022年10月17日月曜日

人手の取り合いでは芸がない

地域活性化の解答が、他の地域から人を引っ張ってくるようなことの一点張りでは、ちょっと芸がない。それは、あちらから、こちらへと人が移動するという話しに過ぎない。人手を得た方は嬉しいだろうが、取られた方は恨み節が止まないことだろう。人を引っ張って来ないとダメということでは、どこかが泣きを見る。そんなことでは、世間が殺伐とする一方ではないか。

働き手の取り合いに凌ぎを削るような発想は、学徒集団就職の頃から基本的な考え方が変わらない。むしろ、足りないものは、分かち合うことを考えるべきだろう。デジタル化の技術は、遠隔からの仕事を可能にする。英会話だって、コンタクトセンター業務だって、遠隔から可能な仕事になっている。開発業務やコンサルティングも、同じように行うことができる。

むろん、目の前に生身の人がいるとのは、同じでは無いだろう。それでも、制限のある中で、適材適所で組み合わせることだってできるはずである。現に、そういうことに取り組む会社の事例はいくつかある。

副業兼業は、もう流行り言葉ではなくなり、実際的な選択肢になった。目の前の人も、画面の向こうや目がバースメタバースの中の人も、やりようであなたの仕事を助けてくれる。昔からと同じであらねばならぬを捨てて、今どきならこんなこともできるという柔らかさを持って、仕事を続けたいものである。

0 件のコメント:

コメントを投稿