こんにちは。辻井洋行です。
仕事場での朝の時間は、集中して取り組むことが必要なことのために確保するようにしています。執筆や教材作りには、特に注意を要するので、朝の仕事にしています。とても急ぎで、簡単な返事で済むようなメールやLINEには即答しますが、本当は、それらは午後の時間に回したい作業です。
打ち合わせやミーティングは、午後の予定が好ましいです。昼食後の打ち合わせは、お互いにリラックスしておおらかな気持ちで取り組めるように思います。ただし、勝負をかけるような打ち合わせの時には、こちらは食べずに臨むか、早い目の昼食を取ってしまうように心がけています。やはり、胃袋に血が回っていると頭が回転しなくなるからです。
そのように考えれば、午後におおらかに気持ちで打ち合わせするための資料作りを午前中に行うというのは理に適っているように思います。そして、午後の遅い時間は、一日の振り返りであり、広げた風呂敷を折りたたむ時間になります。
時間が立て込んでいる時は、思うように時間を使えないことがあります。というより、そのようなことが少なくありません。それでも、なるべく仕事は、平準化して仕事量の波がない状態へ近づけることが理想であり、常にそのようにしようと心がけています。
遠い将来のための大切なことほど、後回しにしてしまうことがありますが、それは長い目で見て、人生の満足度を低めてしまいます。そういうことほど、時間を確保して、少しずつでも積み上げていく必要があります。相田みつをは「毎日少しずつが、なかなかできないんだなあ」と慰めていますが、彼こそ毎日少しずつ積み上げた成果として、作品を世に出しています。
コロナ様がもたらしたのは、自分の人生の一大事を捉え直す機会と思います。自分の大事なことを追求できれば私たちは幸せを感じらえれるし、そうであればこそ、他者を思いやれるようにもあります。それぞれが、他者を道具のように見なさず、主体性を持つ自分と同様の存在として尊重し合うようになりますように。