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2020年12月17日木曜日

年賀状にはあれこれ書かず一文字でご挨拶を申し伝えます

こんにちは。辻井洋行です。

ところで、あなたは年賀状を書きますか。僕は、今年は70枚ぐらい書こうと仕入れました。以前は、120枚くらい書いていたのですが、相手先から「今年限りで」という連絡が来たり、「電子化しましょう」という便りが来たりする中で、書く枚数はどんどんと減ってきています。


12年くらい前までは、プリントごっこを使って、刷っていたのですが、今はもうそれを止めてしまって、宛先以外は、一枚一枚手書きするようになりました。年に一度の毛筆の日です。ハガキの真ん中に大きな文字で干支の漢字を書き込みます。同じ筆を使って干支の絵を描いていたこともあるのですが、なかなか大変でした。それで、干支の漢字であれば画数も少なく、それなりにバシッと決まるなと思い、前の巳年から、その方法へ変えました。


筆で書いた後、その脇に消しゴムで作った印を押しています。 わりに美しく仕上がるので、印刷したものだと思われることが多いようですが、一枚一枚を手書きしているのです。手元に一枚舞い込んだ方は、ぜひ、まじまじと書面を見直してみて下さい。


いつもこの時期に、年賀状を書き始めるのですが、干支の文字を一つ書き入れる作業を何十枚も続けていると、不思議なことに、その文字の雰囲気が少しずつ変わっていきます。同じ文字を書いているのに、まるで違う風合いの文字が書き上がってきます。そのうちに元の文字がどんなものか、分からなくなってきてしまうことさえあります。ゲシュタルト崩壊というやつでしょうか。一旦休むとまた調子が戻ってきます。


たくさん書いたものを床に並べて見直します。最も仕上がり具合が良いなと思えるものをスキャンして、ソーシャルメディアにアップロードします。色々とコメントを書くこともできるのですが、僕の場合は、賀詞を印刷したものに、直接文字を書き込むだけです。その一文字で、相手に新しい年を迎えられたことの感謝と引き続きのご愛顧を申し伝えているつもりです。


さて、今年はどんな一枚ができあがるのでしょうか。書く前から楽しみです。令和二年は、子の文字を少しアレンジしたものだったみたいです。




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