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2020年11月15日日曜日

自分のため書かれたものだと読み手が思う文章を書こう

 こんにちは。辻井洋行です。

今回は、文章を書くときには、具体的な読み手を意識しようということについて、書いてみようと思います。 

このようなブログの記事は、基本的にどんな人が読むかわかりません。 ブログを読んだ後に、コメントを寄せて頂くことがあれば、それらの方々を通じて、読者層の一端を知ることができるようになります。次からは、そのように反応のあった人をイメージして、書いていくということは珍しくありません。


大学の授業でも、振り返りフォームなのに、気づきが質問を書いてくれてあると、どんな事に関心を持ち、どんなことがわからなかったのか、どんなことを期待しているのかといったことを汲み取ることができます。汲み取った相手の希望は、コメントや質問に対する答えとして、口頭や文書で返答するばかりでなく、教材の編集時に意図的に反映して行くことになります。そうでなくても、知らず知らずに、明確な受け手としてイメージすることになります。


読み手がどんな人かわからないからと言って、万人に読んでもらうための文章を書いていると、読み手にとっては、引っ掛かりのない内容になっていてしまうでしょう。 なんでも使えるものは、何に使えるかよくわからない、といったことが文章に怒ります。自己 PR の文章を書く時の指導のポイントとして意識しているのは、どの会社のどんな採用担当者がそれを読むのかを具体的に想定して書くということです。マーケティングでは、ペルソナという概念がありますが、文書の作成でも、その考え方を十分に応用できるものと考えています。


せっかく時間をかけてかきあげる文章なので、それを読んで喜んでくれる人が一人でも二人でもいる方が嬉しいですよね。喜んでくれるということは、それらの人の心に、何らかの影響を与える内容であるということです。 知識を増やすことができる、発想を転換させる、不安を解消できるなどなど、文章の読み手の目的は様々です。


このブログの文面は、人に読んでもらうための文章をどのように書けばいいのか分からないと思っている人のために書いています。そのような対象を想定して書いているので、いつもそのようなことを考えながら文章を書いている人にとっては、それほど読む価値を感じられない内容になるでしょう。それでも、前者にとって何らかの参考になるのであれば、書いたことに意味のあるブログになったということになります。


世の中には文章があふれているので、読者にとっては選び放題の状況です。その中で呼んでくれるのは、自分のため書かれたものだと実感できるような文章なのです。


何万人という読者を獲得しているブロガーや本の著者は、書く文章の間口の広げ方や狭め方が絶妙です。僕自身も、そのような文章術を身につけるべく、 毎日のブログで練習をし、試行錯誤を重ねてきています。




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