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2020年11月18日水曜日

大事は小事に分けてから取り組むことで、なんとか手に負えるようになります。

 こんにちは。辻井洋行です。

今回は、大きな問題に取り組む時の考え方について書いてみようと思います。

私たちは、身に余るような大きな問題に当たるとどうすればいいのか、手も足も出しようがないような気分になります。 これからの人生をどう生きるか。どうすれば気に入った仕事に取り組むことができるか。どうすれば長い文章を書き上げることができるか。ここに書いたのは、レベル感がまちまちではありますが、私たちが取り組み方が分からず、思考停止しがちな問題ばかりです。


何から手をつければいいかわからないという状態では、まだ問題の構造がつかめていないということになります。そういう時には、問題をできるだけ小さな部品に分けることからはじめてみることです。分け方は、どのような方法でも構いません。初めから分けた部品が構造的に綺麗に並ぶと期待しないでください。構造的に綺麗に並んだ問題は、ほとんど解決が住んでいると考えて良いでしょう。私たちを悩ませるのは、構造がわからないということなのです。


まずは、何か言葉で問題の一部で良いので、言葉にしてみます。その言葉から連想できる 物事をまた言葉にしていきます。連想できなくても、思い浮かんだ言葉をどんどんと書き出していきます。そのうち書き出した言葉と言葉が脈絡を持つような気がしてくるのでそれらを線で結んでみます。言葉を付箋に書き込んだのであれば、その付箋たちを並べてみてみましょう。


この作業を通じて、これまで手に負えなかった大きな問題が、中くらいの大きさの問題やより小さな問題に分解されていきます。問題が小さく分解できれば、それだけ私たちにとって、取り扱い可能な問題になっていきます。


長い文章を書くときに、初めから長いものを書こうと考えるのではなく、書こうと考えている物事について、単語を書き出し、 並べ替えて脈絡を作るという作業から始めてみると、書くべきことが徐々に見えてきます。書くべきことの整理がついたら、後は情報の整理整頓と同じで、どんどんと書き進めるのみです。


この思考を取り入れるだけで、大きな問題に取り組むことの面倒がいくらか軽減したり、長い文章を書くことがそれほど苦でなくなったりするので、ぜひ試して見て下さい。




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