こんにちは。辻井洋行です。
夜の時間の活用に最も有効なのは、晩酌をしないことです。夕飯にお酒を飲まなければ、その後も仕事や趣味に費やすことができます。ついつい酒量が増えてしまえば、食事のあとに眠気がやってきて、皿洗いや入浴の時間が遅くなってしまいます。
では、どうすればよいのでしょうか。晩酌の習慣のある人は、酒量を減らすことをお勧めします。酒量を減らすための簡単な方法は、飲む量を決めることです。ワインならグラスに半分まで、清酒ならぐい飲みに一杯までという約束を自分と交わして、それを守るしかありません。自制が難しい人なら、家族に約束して、チェックしてもらえばよいでしょう。
清酒であれば、酒パックは、ぐい飲みに一杯注いだら、パントリーへ閉まってしまいます。そうやって遠ざけることで、とりにいくのが面倒な状況を作れば、二杯目を注ぐことはないでしょう。
お酒には依存性があり、飲めばそれだけ欲しくなります。そのうち、理性が押し留められてついついということになります。そうであれば、物理的に遠ざけてしまえば簡単になります。これは、スマホでSNSに時間をついつい使いがちな人が、アプリを消去してしまったり、トップページから外してしまうことで、アプリを起動させるのが面倒な状況を作るのと同じです。
酒量を減らせば、時間活用が進むばかりでなく、カロリー摂取も減らすことができ、自分自身の体調もよりよくなると期待できます。食事の量も目安になるプレートに載る量の範囲で済ませるという約束を作ることで、食べ過ぎることがなくなります。食べ過ぎも飲み過ぎも、分量をコントロールせずにダラダラと摂り続けることが原因であるし、そういう自分の飲食習慣を放置し、制御しない自分の意思によるものです。適度な分量の飲食を習慣にするのは、はじめの意思であり、簡単な約束や物理的状況の設計から始まるのでしょう。
書いてみれば当たり前のことだけど、なかなか実行できない。でも、そうし続けるしかない。そのうち、習慣が変われば、僕たちの人生も変わっていくのです。
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