これは、僕のいつもの散歩道で見かける農家の基礎になっている石積みです。全体を取らなかったので、分かれてしまっているのですが、ちょうどこのような上下の位置関係になっています。一般的に考えて、上の方が新しく、下の方が古いということになるでしょう。
一目で分かるように、下の基礎の石積みがより堅牢な作りになっています。積み上げる方向を揃え、石の形を丁寧に加工し、隙間無く積み上げています。丁寧な作りなので、石同士が噛み合って、崩れにくくなっています。
一方で、上の石突きは、不揃いな石をモルタルで繋ぎながら積み上げてあり、作りとしたラフな印象になっています。
どうして、このような作りになったのでしょうか。
もしかしたら、もともと下の石積みの上に家が建っていたのが、洪水で流されたので、急いでかさ増しをする必要があったため、不揃いな石をモルタルで固めるようになってしまったのでしょうか。はたまた、ご先祖様が裕福で、見栄えのよい石を揃えられたが、その後は続かなかったのか。
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