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2021年3月16日火曜日

「なぜ、なぜ」と問いを立てて掘り下げることが根本的な問題を取り除く近道になる

こんにちは。辻井洋行です。

今回は、「なぜ」を掘り下げることについて考えてみたいと思います。物事は、私たちの目や耳や鼻などで知覚される様々な現象です。それらについて、そういうものとして流してしまう事はできるのですが、なぜ、それがあるのかという事について考えることも、私たちが生きる上での楽しみであり面白さであると思います。

ある会社が活動しています。その会社がどんな活動しているのか、その背景には、どんな経営理念があるのか、どのような産業間の関係があって、その会社が存在しているのかという事は、ある程度調べればわかることです。ただし、「なぜ」その活動をしているのか、「どうして」その経営理念を持つに至ったのか、「なぜ」その産業間関係が生ずるに至ったのかということについて検討していこうとすれば、事実の確認と、もう少し深い問いが必要になると思います。

なぜ、その会社があるのか、おそらく何らかの社会的ニーズがあって存在するはずです。では、なぜその社会的ニーズがあるのかという風に展開していけば、私たちの住んでいる世の中がどのような状態であるのか、さらには、そのような状態がどうして生じたのかを掘り下げていくことになります。問題に対して、対症療法的に応対しているうちは、このような問いを立てる必要はありません。根本的な問題を取り去ろうとすれば、このような問いを重ねていくことが、実はかえって近道となっていたりします。

日常生活からはあまり縁遠い活動のようですが、なぜ私たちが存在するのか、なぜ宇宙があるのかといった究極的な問いは、人間にとってとてもロマンチックな営みであると思います。ぜひ、時間があるときにでも、どうぞ。



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