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2021年3月24日水曜日

ウグイスのさえずりをみた

こんにちは。辻井洋行です。

ウグイスのさえずりを見た。手は届かない立木の上で鳴いていた。サイズは、スズメくらいか、もう少し大きいくらい。さえずる時には、力一杯、小さい体を震わせている。小さな体から、とても大きく発声している。しかも、とても上手に、心地よい声色で。

姿は目立たないのだけど、さえずりは、一級品である。さえずる自身は、縄張りを主張しているばかりであるが、端から聞く人はそれを楽しんでいる。いや、当の本人も、自分の声色に気づいた時から、より美しく、より大きくを追求しているのかもしれない。春先の暖かな日差しの元で、自分の実力を発揮するのは、きっと気分のよいことだろう。

ウグイスは、単独で行動しているのがよい。仮に、スズメのようにたくさん群れて、電線に並び、さえずっていたら興ざめである。また、ウグイスは、声の良さを追求するために、目立たない姿になったのかもしれない。声に掛け、一点張りで世代を重ねる中で、いまの姿を獲得した。目立たないことで、外的から身を隠して生きている。ただ、さえずりの良さを縁として。

ウグイスの解説はこちら。サントリーWEBサイトhttps://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1384.html



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