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2021年3月22日月曜日

自治について考えた午前

こんにちは。辻井洋行です。

日曜日には、住んでいる地域の自治会組総会がありました。僕は、1年間、副組長の仕事をいただいたのですが、コロナ禍にあって、具体的な活動がほとんどありませんでした。僕自身が行ったのは、防犯灯のLEDランプが切れていないかどうかのチェックをお盆のあたりに、担当している地域を全て歩いて行った位です。それ以外の防犯活動については、ほとんどがキャンセルになりました。

総会の中では、参加者の皆さんからいろいろな意見が出ていました。自治会を抜ける人が何人も出てきているということでした。理由としては、高齢であること、親の介護があって役員をできない、自治会に入っている理由がないというものも含まれていました。

自治会の中の役割は、定期的に回ってくるので、それを重く感じる人にとっては、自治会を辞めれば気楽になれるということになります。ただ、地域のゴミ出しの管理や、防犯灯の費用など、自治会で取りまとめた予算で運営しているものについては、理事会を辞めてしまうとフリーライドすることになってしまいます。

ただ、自治会サービスへのフリーライドをさせないことを引き留める利用にするのは些か短絡的であるように思います。むしろ、積極的に関わりたいと思える自治会にしていく必要があると思うし、住んでいる人たちの生活の状況や、自治会活動の内容の見直しや手続きの煩雑さを簡略化していくといった形で、誰でも参加しやすい状況を作っていくということが必要なはずです。

総会の参加者の中には、この地域に住んでいるのだから、住んでいて楽しい地域にしたいし、みんなが力合わせて草取りをしたり、子供の見守りをすることによって住みやすい地域ができているので、より多くの人が住みたいと思うような地域を作っていきたいという積極的な意見もありました。

そういうご意見を聞いていると、この地域も捨てたもんじゃないなと思わされました。日常生活に必要なことを生活サービスの購入で置き換えられるようになっている今日において、地縁やコミュニティを重視したい気持ちを持つ方がおられ、その人たちが意見を発信できる土壌があるのは素晴らしいことです。

自治活動は、自分たちで生活のあり方を決めていくことが趣旨です。その地域にある具体的な考えや思いを汲み取った自治が行えれば、主体的に関われる地域になっていきます。なかなか良い地域に地縁を頂いたものだなと感謝しているところです。

いつかのCentral Park


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