今回は、毎日の生活に違和感を持つことが問題解決思考を持つようになる上で大切であるということについて考えてみたいと思います。
日常生活の中で、何かおかしいなとかなんか嫌だな、面倒だな、もっとスムーズに物事を進める方法は無いだろうかと思うことがあります。ほとんどのケースで、私たちはなんとなくそれをやり過ごしてし、それを忘れてしまいます。私たちの日常は、いろいろな対応するべき物事で忙しく、1つのことにばかり構っていられないからです。
しかしそのちょっとした違和感の中に、現状を改善し、
物事を前進させる種が隠れているのです。物事が改善して、引っかかることが少なくなれば、その分の労力を別のことに傾けることができるようになります。解決するべき問題が減ると言う事は、その分他の生産的な活動に心を振り向けられます。
生活の中で違和感を感じたら、その原因・理由に思いを巡らせてみましょう。どうしてそうなっているのかと考えることによって、取り除くべき障害が明らかになります。その障害が大きなものであったとしても、いくつかのパートに分けることによって、一つ一つ取り組みやすい形に定義すれば、何とか取り組むことができるようになるでしょう。
違和感を覚え、問題が見つかったら、解決の方法を発案することができるようになります。発案した解決方法は、実際それが正しい解であるのかどうかを小さな取り組みをいくつか繰り返すことによって、検証していきます。検証の結果によって、解決方法の精度を高めていけば、それが結果として問題解決となります。
この問題解決は、広く他の人にとっても普遍的なことであれば、ビジネスになる可能性があります。ビジネスを生み出す人は、そのような生活の中での違和感をとっかかりとして、解決策を仮説的に提示し、その確かさを何度も何度も検証していく作業にいつも取り組んでいます。このような科学的思考方法は、分野によっていくらかの違いがあっても、普遍的であると思います。
問題提起は、違和感を持つことであり、それを機転として、解決策の仮説ー検証がはじまります。これを日常の思考習慣とするために、私たちのおなかの中にいる「なぜなぜ虫」をいつも活性化させていたいものです。
今日のケニーちゃん
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