今回は、また久しぶりに、書く事を決めずに、書き始めてみようと思います。書き始めてみると筆が載ってくるはずですが、そう旨くいくものでしょうか。自分がいつもやっている方法であれば、なんとなく旨く行きそうなものです。それは、これまでの経験があり、苦心しなくても、できるという自身がある程度あるからです。
しかし、そのように従来のやり方に頼っていても、発展や成長は期待できません。ある美術家のエピソードに、過去にやったことのあるインスタレーションは絶対にやらないという方針を持っている人がいるそうです。それは、いつも、常に崖っぷちに自分を追い込んで、そのギリギリのラインで、自分の身からにじみ出るものをアートとして表現するというスタンスなのでしょう。
書いてみたことのいないことについて表現するのは、不安を伴うし、勇気の必要なことです。誰かの評価を気にしていたら、そんなことは、なかなかできないものです。ただ、思い直せば世の中の人たちは、他人をいつも気にしていられるほど暇ではないのです。だから、何か書いてあるのをみても、「あー、またなんか書いてある」というくらいのものなのです。
そう思えば、書きたいという欲求があるのなら、どんどん書いて書いて、筆の進むままに書き連ねて行く中で、見つかったトピックを自分でまず楽しめばよいと思うことができます。まずは、表現することから始める。それで、いいのです。
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