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2021年1月7日木曜日

支払い方法に物理的な実感を持たせる工夫でネット通販を使うときの無駄遣いを減らそう

こんにちは。辻井洋行です。

今回は、ネット通販の危うさについて考えてみたいと思います。

それはセキュリティの問題ではなく、ネット通販サービスを使う私たちの心理の危うさについてのことです。ネット通販は、すでに当たり前になっており、画面を見ているとクリックしている人はたくさんいると思います。私自身もアマゾンドットコムでものを買う機会はとても多いです。それは、実際の店舗に行って在庫がないことがよくあり、在庫の入荷待ちするよりも、次の日に届くサービスの利便性が圧倒的に高いからです。例えば、本なら、入れたいものですよね。究極的には、Amazon Kindleのように、読みたいと思えば、すぐに読めるという価値を提供しているサービスが残っていくのでしょう。BaaS; Book as a Service

失礼、今回はネット通販利用の危うさについての話でした。笑 

ネット通販利用の難しさは、ついつい簡単にものを買ってしまうことです。実際に店舗に行って、いざ実際の商品を目の前にすれば、高額な商品であれば、いくらか躊躇してしまいます。その躊躇する気持ちとは、本当に必要なのかどうかという思案です。そして、そこで財布からその金額の現金を持ち出して支払うとなると、さらに躊躇する気持ちが大きくなります。

現金には物理的な実態があり、それが目の前でなくなってしまう喪失感を味わうことになるからです。数え切れないほどの現金をいつも持ち歩いている人にとっては、2-3000円が減ったとしても、自分の財産が少なくなったと思うことはあまりないかもしれません。

一方で、クレジットカード、電子マネー等の決済方法では、同じように金額が書かれていても、なくなるという実感を得る事は簡単でないし、論理的に考えなければ、腹落ちして捉えることがなかなか難しいものです。ゆえに、ついつい短絡的に購入する判断をしてしまうことになります。

それでは、どうすれば、ネット通販でものを買うときに慎重になることができるのでしょうか。まず1つ目は、ものを買うときのルールを決めておくことです。まず欲しいものが、画面上で見つかったとしても、実際にそれを買うまでには1週間 の時間を取るというようなマイルールを決めておくことです。それが高額なものであればあるほど、時間をかけるというルールを作っておきます。

さらに、クレジットカードや電子マネーの、支払い履歴を毎日見直すと言う習慣をつけると言うことです。それによって、その月にいくらのお金を使ったのかと言うことを金額で知ることができます。クレジットカードを1枚を2枚 に制限しておくことで、手間が簡単になります。クレジットカード外車によっては、まとめアプリがあって、複数のクレジットカードを登録しておけば、支払い履歴を見直すことができるようになっています。そこに書いてある金額を見直せば、簡単にものを買う気持ちを押しにくくなります。特に私たち人間は、得をすることよりも損をすることに対して敏感に反応するという心理を持っています。それを逆手に取るなら、自分がどれだけ現金を減らしているかと言うことを自分に知らしめる方法を持つ事は、無駄遣いをなくす有効な手段になるでしょう。

ちなみに、現金で支払うことにしている人も、財布にたくさんのお金を入れておかないことで、大きなお金の支出を心理的に防ぐことができます。財布に3000円しか入っていなければ、3500円のものが欲しくなってもすぐに買うことができないですよね。 ATMへ現金を下ろしに行く間に、欲しいと思っているものが実際に必要かどうか、ただのストレスによる思い込みに過ぎないのではないかといったことを考え直す時間の猶予が生まれます。

ネット通販は、便利である一方、支払い手段に物理的実体が感じられないので、意識的にそれを顕在化させる仕掛けを自分で作ることにより、使いすぎの危うさから身を守ることができると思います。お金の使い過ぎに悩んでいる人がいたら、ぜひ参考にしてみてください。




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