こんにちは。辻井洋行です。
ここ1ー2年の間、産業はサナギの時代を過ごしているというイメージを僕は持っています。コロナ禍による経済状況の低迷、収入限の状況は辛い日々であり、業態転換を決断する企業についての記事を新聞で見つけることが増えて来ています。
こういう辛い時期においては、何か工夫を重ねていくしかありません。僕がいるのは、教育業界ですが、設定した学習達成目標をクリアするための教育手法を更新していかなければ、必要性を見失われてしまう将来が遠くないものと思っています。
大学教育は、探求機会を提供することに価値があるはずです。既に、中高にも探求科が設置され、先行的な教育手法が応用されていますが、大学の得意とする教育領域・手法であるといえます。なぜなら、大学の教員はそればっかりしているのですから、その方法を大学生にも応用するのが効果的な教育方法なのです。
ビジネスマナーや礼儀作法といった教育を大学教員に求めることは、期待の方向性が違っているとも思います。大学教員になろうと思った人が、そんなスキルに注力してきていると思いますか?それは、その道の専門家に大学生へのスキルトレーニングを託せばよいのです。
大学教員は、言い直すと、大学人としてのある分野の専門家は、その専門の世界を一歩でも前進させることを喜びとして生きています。その喜びのために、問題提起、仮説設定と検証の作業を毎日行っています。そのノウハウは、ビジネスにも応用できるものです。
大学教員に不得意な教育手法を実践させるよりは、その得意なスキルを応用した教育に取り組ませることの方が、世の中にとって生産的であり、ハッピーな人が増えるはずだと思っています。
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